チケット金融
チケット金融とは、新幹線の回数や高速道路などの換金性の高いチケットの売買を利用した実質的な貸金行為になります。チケット金融のやり方は、業者が顧客に対してチケットを後払いで正規の価格で販売します。顧客はそのチケットを所定のチケット店で換金して金を受け取ります。その後顧客は業者にチケット代金を支払います。
例えば、5万円分の金券を1週間の後払いで購入するとします。そしてそれを指定の金券ショップで3万円で売ります。一見単なる売買に見えますが、実はこの業者と金券ショップはグルになっているのです。
業者とチケット店が共謀しているため、顧客からみるとチケット店での換金額が元金に、正規のチケット代が返済額に、チケットを換金した日から後払いでチケット代を払った日までが借入期間、正規のチケット代金ーチケット店での換金額が利息に、それぞれを担当することになります。
チケット金融が厄介なのは、業者はあくまで売っただけで売買代金を返してくれと言い逃れが出来てしまうことです。金券ショップとの関係が証明されれば暴利とみなされ、契約を無効とした判決も過去にないこともありません。
ただ、金融業者ではないとの理由から貸金業規制法を適用するのは難しく、やっかいな相手であることは間違いありませんので注意が必要になります。
近年では、チケット金融関係の悪徳業者は減ってきています。その代わりにチケットではなく、他のものを売買する業者が増えています。売買するものがチケット以外のものであっても気をつけるようにしましょう。